◆トリガーワードって何?
LoRAを作成したことのある方、最近LoRAを使用した方なら一度は目にしたことがある「トリガーワード」
じゃあこのトリガーワード、いったい何に使うのでしょうか?
名前の通り「CheckPointやLoRAに含まれた特定の要素を強調するための引き金となるワード」です
◆入れたらどうなるの?
では、実際にトリガーワードを使ったらどうなるのか画像を見ながら確認していきましょう
今回使用するのは璃梨威 (Hana)さん作成の
です
タイトルが示す通り、平面的なイラストを出すことを強みとしたCheckPointです。
トリガーワードは次の通り(今回はCheckPointのため、手動入力かコピー&ペーストしなければなりません)

・プロンプトはトリガーワードの位置や有無を除いて同一
・いずれもサンプリング方法は「Euler a」、サンプリングステップは30、CFGスケールは5、clip skipは2で固定
の環境でテストしていきます
①トリガーワードを入れなかった場合


陰影がしっかりしており、立体感のあるイラストですね
②トリガーワードを後ろに入れた場合


①と比べると陰影が減り、平面的な絵に近づいたのが分かるでしょうか?
③トリガーワードを先頭に入れた場合


服の陰影がなくなり、さらに平面的なイラストになりました
以上のように、モデルに含まれた学習内容を引き出すための大事な言葉がトリガーワードです
CheckPointやLoRAを使うのであれば、積極的にトリガーワードを使ってみましょう
※もちろん、あえてトリガーワードを入力せずに、モデルの一要素だけを絵柄に活かすというやり方もありますが、それはまた別の機会に
◆かんたんトリガーワード
6月17日現在、LoRAにトリガーワードが指定されている場合、ワンボタンでプロンプトにトリガーワードを挿入する機能が実装されています。(ただし、必ず先頭に挿入されます)

上記の場合、「htm ↑」と表示されたボタンをクリックすればOKです。ね、簡単でしょう?
◆最後に
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
















